会社の利益を蝕んでいる「シロアリ」の話

世の中がどんどん便利になり、在宅で仕事が出来るのも増えてきた。
少し前の在宅といえば、影の仕事だったり、社会に出れない人の仕事だったりしたが、
いまや、稼げる仕事として定着しつつある。
安定的な収入として出世を考えず外で働き、自分の思った趣味を
仕事として引き受けこなすダブルワークも、お金のためだけの他に、
「生きがい」「やりがい」として兼務している人も周りで増えている。
もちろん、配送業や美容院など、在宅では無理なものもあるが、
それさえも1人でできる仕組み(集客・告知を含む)自体は可能になりつつある。
簡単な例で言えば、
「ひと月に30万円の利益」
を、ネットを絡めたサービスで実現できる業種が増えてきている。
これを企業単位で考えると「ひと月30万の利益」は、
事業部として拍手喝采するような大手柄ではなく、
これで喜んでいるようであれば社会人として馬鹿にされ罵倒されるレベルである。
が、個人で手にすれば、自分の得意な分野、好きな分野での成果レベルとしては
自分で自分に拍手する大手柄ではないでしょうか。
じつはこれが会社の利益を蝕んでいる「シロアリ」のような存在。
シロアリ
自分の家がシロアリに食われていることを気づくのが遅れるように、
経営者の多くは気がついていない。母体がでかければでかいほど。
もともとネットサービスは、「個」に対して有利に働くようになっている。
「企業チーム」で有利になるような仕組みは「個」に比べて弱い。
ネットサービスが過熱、成熟してくれば、シロアリのごとく、
企業を潰す脅威になる。
これがグローバルスタンダード後に来る脅威でもある。
例えれば、FacebookやTwitter、日本で言えば、ニコ生、ニコ動なども
「個」に対して優位性があるサービスであり、「企業内チーム」
で使うには、なかなか成果として結びつかないのが一つの例。
個人が大手放送より面白かったり、メディアとして
「楽しませる」や「感動させる」ということが「真実か否か」を超越し
「伝える」事の速さや深さが今の段階で負けている点だ。
「個」が「上場企業」をシロアリのように食いつぶす世の中はすぐそこ。
すでにはじまっているけど。。

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