「感謝の連鎖」で育ってきた日本のサブカルチャー文化

さすがに5年も経つとこの存在も知らない人が増えてきたので微力ながら。。
難しく挫折するソフトとして「有名」だった、
3DCGソフトを誰もが使える無償ツールとして公開したことにより、
ボカロカルチャーが今日まで拡大したのは間違いない。

そしてミクを開発企業だけの「当たり前の私物」であればもうとっくに廃れていたはずだ。
今日ここまで続いているのも「先人への感謝の連鎖」によるものに他ならない。
「ありがとう」の連鎖は日本の誇れる文化であり、失いかけていた文化でもある。
この連鎖が、新しいモデルを作るものが生まれ、ドラマセットや街などのセット、車、電車などの
アクセサリーが無償で続々公開し爆発的な広がりを見せた。
今では、MMDモデル化したキャラやセットは星の数ほどあり、
ユーザーが支持するキャラクターのマーケティングツールとしても価値もある。
・・・MMDツールを開発した樋口Mの名言・・・
ソフトは有償化する予定はなく、寄付を受け付けるつもりもない。
「開発に使ったソフトも全部無料だし、3Dモデルも無料で公開してくれたから制作できたソフト。
Blenderも無料なのにMikuMikuでお金を取ろうなんて100年早いと思う」
だが「お金を払いたい」というユーザーは多く、MikuMikuDance使い方解説動画に
「振り込めない詐欺」というタグが付くことも。
「作者のメールアドレス宛にAmazonポイントを送れないだろうか」など、
なんとか寄付はできないか真剣に考えるユーザーもいる。
「寄付してもいいと言ってもらえるのはたいへん光栄だが、それほど気に入っていただけたら、
ぜひこのソフトを使ってすばらしい動画を作って公開してもらい、私をニコニコさせてほしい」
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引用先:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/10/news020.html
この流れを動画にした作品。11分あるけど5分程度がメイン。

最近、ミクは有名になり知名度も上がり「ありがとう」の連鎖を止める気配がある動画も多い。
忘れてしまわないように、そしてこの流れが続くように、それを表現した動画とともに書き残しておきます。

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